目次
- 心理学や育ち、スピ・自己啓発メンタル偏重で生じている大きな誤解
- 心の専門家ほど理解できない落とし穴。身体からメンタル解決の現実
- なぜ【心と人生飛躍の栄養講座】とコーダサプリでマイナスが解決するのか?
- 肉体(脳)と神経伝達物質に私たちの心は支配されている
- 心理学もスピも自己啓発も効かなかったのになぜこれが結果を?
- 例:セロトニンが肉体で生成できるようになると症状に変化が
- 病は気から、の逆がある。肉体から気(心)が病んでしまうとは?
すべてを心理学や育ち・スピや自己啓発など、メンタル偏重で生じている大きな誤解
特に2000年以降、メンタルヘルスの理解は大分深まりましたが、同時に、心の問題、病気は、その人の考え方や、心の弱さ、性格に問題があるという認識、また育った環境や、過去のトラウマのせいなど、心の傷が全ての原因という認識が広まっています。
よって、うつやパニック症状から、強迫性障害、性格の問題まで、ほとんどの人は、その人の「心」に問題あるのであって「心」を矯正しなければならない、「心が弱い」ままではいけない、とその人の心を責め、心を治そう、心のアプローチをしようという流れが強くなりました。しかし、肉体的な原因で心が病んでしまう、性格まで変わってしまう、ネガティブになりやすく、不安が強くなる、ということを、どのくらいの人が理解しているでしょうか。心理学ブームの弊害で、ほとんどの人が、それを忘れているように思います。
悲しいことに、心の病気は、心が原因だという認識が広まると、
- 本当は怠けているのではないか
- がんばりが足りないのではないか
- もともとの性格に問題があるのではないか
- 育った環境に問題があるのだから、仕方がない
- 甘い
などという、なんでも「心」のせいにする、とんでもない思い違いがはじまります。残念ながら世間ではでメンタルの問題を抱えた方達への理解は深まるどころか上記のようなことを平気で愚痴のように漏らす人もいます。みんな、思い違いをしているのです。心に問題を持って苦しんでいる人たちの原因は、心だけではないのです。心の苦しみは肉体からも起こります。
脳の機能不全が栄養素の不足と血糖値の問題で起きているのです。「心」とはイコール「脳の状態」です。しかし、このメカニズムは、特に日本では、なかなかしてもらえないのが現状です。橋本翔太の大学院時代も、心理学の教授が、セロトニンとうつ病の関係性の記事について、激しく批判していたのを思い出します。
「心の問題を、脳機能やホルモンのせいにするとは、何事か」
と、怒っていたのです。心理の世界では、まだまだ「心の病は、心にある」が常識です。僕も、心と体は全く別の問題だと、自分が倒れるまで信じていました。大学院の心理学科という本来、心の最先端の情報を扱う場所でも、このようなレベルです。周囲の理解が得られないのは当然です。
特に、心に症状が出ていても、身体に外傷があるわけでもなく、一見元気に見えるので、ホルモンと脳のバランスが、どんなにおかしくなっていても、察してくれる方はほとんどいません。
そして、自分自身も、まさか身体の不調、脳の不調が原因などとは思いもしないので、なんで自分はこんなに弱いのだろう、落ち込みやすいのだろう、と性格のせいにしたり、自分の心の弱さを責めたりして、苦しみます。気持ちが弱っているので、周囲の意見に流されやすく、自分を非常に責めてしまいがちです。
また、脳やホルモンバランスがおかしくなっているからといって、外見は問題ないので、周囲も余計に理解してくれません。当時、橋本翔太も見た目には全く問題なく、むしろ人よりも健康に見えるので、身体が原因で、脳のバランスが崩れ、心が苦しくて苦しくて、今日、なんとか生きているのがやっと、だなんて、誰も信じてくれませんでした。
ドクターショッピングの果てにたどり着いた某大手の大学病院の心療内科の先生でさえも「あなた充分元気そうに見えるよ。本当にうつなのかな」と冷たくあしらわれて非常にショックを受けた経験があります。でも休んで治るくらいなら、とっくに治っていたはずなんです。当時、自分がなんでこんなことになってしまったのか、やはり自分が弱いだけで、仮病なのか。自分は怠けているだけなのか、と、当時は、のた打ち回って苦しみました。
仮に見た目が健康そうでも、何の外傷もなくても、脳の機能とホルモンのバランスが激しく乱れていることがあるのです。多くの人が、それを理解していません。ドクターが信じてくれないのです。周囲の人間が理解してくれるわけがありません。友人に相談しても、
「考えすぎだよ」
「人生いろいろあるけどさ、またいいこともあるよ」
「ポジティブに行こうよ」
「誰だって、苦しみながらも、がんばって毎日、生活しているんだよ」
「発展途上の国よりも、恵まれてるんだから」
という精神論が返ってきます。そんなの、心理のプロとして、活動してきた僕には、わかりきっているほど、わかっているのです。なのに、できない。心が、身体が言うことをきいてくれない。でも、やはり自分が弱くて、自分が悪いのだ。こんなに心のことを勉強してきて、強くなったつもりだったのに、自分は結局、人並みにもなれないのだ。そう自分を責めました。
例えるなら、そば打ち職人が、ある日、両腕が動かなくなってしまって、そばが打てなくなってしまった。そばが打てないと友人に相談したら、「そんなの、そば粉をこねて、切ればいいんだよ」と、そばを打ったことも無い人のはずなのに、わかったような顔で言われてしまった。そんな感覚でしょうか。
でも、そんなの誰よりも、わかっているのに、やはり腕が動かなくてそばが打てない。そんな、深い絶望と悲しみと、悔しさの底で、深い絶望の中で、生きる力も、あとわずかで途絶えそうでした。そば打ち台の前で、自分の無力さに、ただ涙があふれてくるように、「生きていく」ということを前に、これ以上、進んでいく力もなく、ただただ、涙だけあふれてくる。言葉ではとても表現できない、心の痛みに、打ちのめされていました。
これはまさかその原因が、栄養・食事による、脳と神経伝達物質の関係にあったとは思いもよらなかった頃の話です。
心の専門家ほど理解できない落とし穴
身体と脳とホルモンの健康を取り戻し、すっかり回復した後、心理士関係者たちにもこの現実を知ってもらいたく、今回の経験を、包み隠さず話しました。心は、身体によって病んでしまうこと、ホルモンが心に及ぼす影響力、心からのアプローチが全てではないこと、人は栄養素や運動による影響を想像以上に受けていること、などです。すると、
「翔太さん、ひょっとしたら、潜在意識のところで、抵抗している何かがありそうだね。あと、気づいていないトラウマのせいで、今回の出来事が起きたのでは。」
この回答に、愕然とし、閉口してしまったのは、いうまでもありません。心の問題は、全てが心にあるわけではない、そう繰り返しているのに、心理関係者ほど、全く、理解してもらえないのです。
心の不調や、日々の問題、人生が行き詰まっている原因が、心の問題ではなく、身体の問題で、起きていたら、メンタルに問題が出ていたら、脳の機能の停滞で性格に問題が起きていたら、クライエントさんは、一生治ることができないでしょう。原因は「心」にあるのではないのですから。心理のプロ、と言われる人ほど、「身体」の重要性が、すっかり抜け落ちています。
- ストレスで癌になる、うつになる。
- 全ては意識が原因で、意識が変われば、全てが変わる。
- 苦しみは、今までの意識が原因であり、生育歴や、潜在意識をクリアにする必要がある。
これらは、特に2000年以降広まった「心」と「意識」を全ての原因とする考え方です。僕も倒れるまでは、そう強く信じていました。
しかし、それだけではないんです。これだけでは、半円しか埋まらないのです。心の安定に必要なのは、心のアプローチ、そして身体のアプローチの2つです。2つの車輪が揃って、はじめて心は安定して動きはじめます。
肉体という、この僕たちの乗り物が、正しく機能していないのと、心が病んでしまう。もう半円は、身体へのアプローチで埋める必要があるのです。橋本翔太はこの身をもってそれを体験しました。
なぜ【心と人生飛躍の栄養療法講座】とコーダサプリメントでメンタル問題が変わるのか?
当サイトを通して身体が整うと、心や生来の性格まで、大きく変化していくことが本当に起こります。心=脳機能であり、脳機能を正常化させることで、心は復活するのです。橋本翔太も、身体を整えることで心が復活しました。そしてこれを一人でも多くの方に伝えたく、分子整合栄養療法の中でも、メンタル面と人生の飛躍に特化した【心と人生飛躍の栄養療法講座】【コーダサプリメント】を皆さんにお伝えしています。その柱となるのは
- 脳機能とホルモンバランスを整える「栄養素」
- 血糖値を安定させる「食事」
です。うつや無気力、不安神経症などの心の問題や、身体の不定愁訴(だるさ、肩こり、頭痛など)を大きく解決することがわかってきました。これらは、欧米諸国では2000年代から医学の世界でも広まってきましたが、日本ではまだまだ誤解も多く、情報も滞っています。
とにかく皆さんにまず知っていただきたいのは、心の問題は、心理的なアプローチだけでは解決できないことがあり、その原因は肉体にある、ということです。あなたに、今必要なのは、心理学やスピリチュアルではなく、肉体のアプローチである可能性が非常に高いのです。なぜなら、今まで一度も、自分の肉体と真摯に向き合ったことがない人がほとんどだからです。この心のための肉体のアプローチが「心と人生飛躍の栄養療法講座」「コーダサプリメント」です。
こんなマイナス状態を抱えていませんか。
- 自分自身の心や考え方、性格について悩んできたし、変わろうともしてきたけどできなかった
- 最近、落ち込みやすく、疲れやすく、ネガティブになりやすくなった
- 頭ではわかっていても、ポジティブになれない
- 心理学やスピリチュアルの本は大分読んだけれど、ちっとも楽になれない
- 頭痛や肩こり、身体のだるさがぬけず、マッサージなどをしても楽になれない
そんな方へ、ぜひとりくんでいただきたいのが、橋本翔太の「栄養ボディ療法」です。
実際、長年取り組んできても、なかなか改善しなかった、以下のような問題が【心と人生飛躍の栄養療法講座】【コーダサプリメント】で解決してしまうことが非常に多いのです。時には、自分の性格なんだとあきらめていたことが、実は生来のものではなく肉体と脳の機能不全で起こっていた場合があるのです。
- 他人の影響を受けすぎてしまう / 人間関係がうまくいかない
- 自分に自信がもてない / 自分が嫌い / 容姿を必要以上に気にしてしまう
- 性格に問題があると感じる / 強い心のクセがある
- 非常にこだわってしまうことがあり、それを手放したいが、できない
- うつ、パニック、強迫性障害など
- やる気がでない / なげやり
- 未来の悲観 / 強い不安感 / ネガティブになりやすい
- 感情をうまくコントロールできない
- 朝が不調、起きるのがつらい / 頭痛、肩こり、だるさ、不定愁訴で悩んでいる
実際、心理学の専門である橋本翔太自身が、身体のバランスを崩すことでメンタルのバランスを崩しました。以下、橋本翔太自身の実体験を通して詳しくお話します。
肉体、脳とは心そのもの。肉体(脳)と神経伝達物質がどれほど私たちのメンタルに影響を与えているか、考えてみてください。
ちょっとイメージしてください。
●2月の極寒の雪降る夜に、半そでとショーツで、路上でガクガク震えながら、未来を前向きに考えたり、抱えている問題をポジティブに捉えようとしたり、不安な気持ちを鎮めようとすることが、簡単にできるでしょうか。
●割れるような頭痛の時に、誰かに感謝することって、簡単でしょうか。
●ひどい吐き気と下痢の上に、40度の熱を出して寝込んでいるときに、誰かに優しくできるでしょうか。過去のつらい出来事を、明るく捉えなおすことができるでしょうか。前向きな言葉を選んで、夢を実現しようと頑張れるでしょうか。
●女性で、生理前のひどい症状が出ているときに、あれほどイライラしたり、落ち込んだり、悲しくなったりするのは、あなたの心の弱さですか? 生理痛で仕事ができないのは、あなたの意志の弱さですか? 違いますね。だって生理が終わったら、驚くほどスッキリして、なんであんなに落ち込んだり苦しんだのか、わからなくなるはずです。
●ホルモンバランスの乱れによる、更年期症状で、気持ちが落ち込んでふさぎ込んでいる人に、「考えすぎだよ」「気持ちの問題だよ」「もっと前向きに」「自己分析してみたら」と、アドバイスすることの残酷さを考えてみてください。その人に足りないのは、更年期症状によって不足したホルモンなどの身体的アプローチであり、精神論ではありません。
この3次元という世界で生まれて生きていく以上、「肉体の状態」がしっかりしていないと、心は簡単にネガティブに、そして病む方向へ向かっていきます。
諺にもある通り、「健全な精神は、健全な肉体に宿る」のです。心のアプローチは、健やかな精神、穏やかな性格・人柄のための、半分の要素でしかなく、残りのもう半分は肉体的アプローチが必須です。
しかし「心」や「精神」に深い関心と興味を持ち、勉強してきた方、また、幼少から精神的に苦しんできた方ほど、その当たり前の常識が抜け落ちて、全てを心の問題から解決しようとしてしまう傾向にあります。橋本翔太もそうでした。
しかし、心理学やヒーリング、スピリチュアルなど、心のことは勉強してきたのにそれでも、心の苦しみ、人から影響を受けやすい、性格の問題、自信が持てない、うつやパニック、強迫性障害などの具体的な精神症状に悩んでいるのなら、
- ホルモンバランス(性ホルモンから、セロトニンやアドレナリンに至るまで)
- 血糖値の不安定
- 脳の働き(=心の状態)を正常化する、必要栄養素・運動・筋肉量の不足
等の、肉体が要因である可能性が非常に高いのです。その苦しみは、生まれ持った体質や代謝、生活習慣などによる肉体が原因である場合、これらは具体的な身体へのアプローチをしない限り、決して自然に回復することはありません。
身体の中でも、特に脳の状態は、イコール心の状態です。例えば、抗うつ薬は、心の安定に必要なホルモン、セロトニンを、リサイクルすることで、うつをやわらげますが、そもそも減ってしまっているセロトニンの生成にはつながりません。対処療法でしかなく、根治にはならないのです。
栄養ボディ療法では、例えば生成されなくなったセロトニンなどの必要ホルモンを、また作れる身体へと改善していきます。リサイクルでごまかさなくても、身体が作れるようになれば、心は回復するのです。そのために重要なのは
- 心を強くする、栄養素と食事「心に必要なセロトニンなどのホルモン(神経伝達物質)を生成できる身体へ」
- 心をしなやかにする、適切で続けられる簡易な筋力メソッド(脳内のバランスを整えるための身体力のアップ)
の2つです。
あなたにとって、心理やスピリチュアルのアプローチはもう充分かもしれません。心が苦しいのは、心の安定に必要なもう半分の分野、身体のアプローチかもしれません。
心理学もスピリチュアルも自己啓発も効果がなかったのに、何でこれで!?
橋本自身が、この身体の問題が原因で、心を大きく崩してしまったことがありました。それは本当に地獄の苦しみでした。
心理学を専門に学び、自己を深く理解し磨き、心が強くなったはずなのに、その心理的アプローチが全く効かなくなり、心の症状は悪化していきました。心の専門家なのに、自分の心がコントロールできない、この絶望と苦しみの渦中は本当につらかったです。
心理学や精神病理の本を山のように読み、必死で自分の症状を理解しようとしましたし、様々な心理メソッドも試しましたが、どれも効果はありませんでした。
どうしたのだろう、なんでこんなに弱くなってしまったのだろうと、何度も自分を責めました。しかし、問題は、「心」ではなく、「身体」にあったのです。その発想が全くなかったため、必要のない無駄な努力を続け、それによりさらに苦しんでいたことにも気づけませんでした。
「心」のアプローチでできるのは全体の半分までであり、もう半分は身体の問題から解決する必要があったのです。
フェリチンから考える、栄養素と肉体が与えるメンタルへの影響
例えば、フェリチンという、貯蔵鉄の数値があります。一般的な血液検査で調べる血清鉄は、よほどのことが無い限り正常であることが多いので、多くの人は問題なくパスしてしまいます。
しかし、このフェリチンという数値、表面の血清鉄が正常でも、特に女性は数値が低いことが多々あるのです。そして、このフェリチンという数値が80ng/ml以下になると、なんらかの精神疾患、とくにパニック障害やうつ、強迫性障害などの症状が現れることが分かっているのです。
何かの障害までいかなくても、疲れやすく、やる気がでなくなります。ちょっとしたことで落ち込みやすくなり、他人の視線がきになるようになるなど、感情のコントロールにも影響します。
また、人によっては、精神面は特に問題がないけれど、朝が不調で起きられない、肩こりや頭痛がひどい、肌が弱い、シミやアザができやすい、など身体に不調が出ることもあります。
橋本翔太が雑誌ご一緒した、脳神経外科の工藤千秋先生は、どんな検査をしても原因がわからなかった頭痛や肩こりの持ち主が、鉄分摂取で回復したことから、鉄分補給による頭痛の治療をされています。
どんな問題が表出するかの個人差はありますが、これらの原因が鉄不足であることは、まだまだ知られていません。
橋本が詳細な血液検査でわかった、当初のフェリチンの数値は、35ng/mlでした。男性の平均は120ng/mlという数値であり、不定愁訴の現れる、ボーダーラインの80ng/mlをとっくに下回っていました。
この状態では、パニック発作や自立神経失調、うつ状態になってもおかしくありません。それを精神論で乗り越えることなど、人間の機能としてできないことだったのです。
仮にいくら病院の薬をのんで、発作を抑えたとしても、このフェリチンという数値が回復しない限りは、一生良くなりません。
それも知らずに、僕は自分の心の弱さを責めていました。こんなに心が苦しいのは、コントロールできないのは、何が、どんな心の問題のせいなのか、自分の何が悪いのか、情けない。くるしい。と。
しかしそれは、大けがをして歩けないのに、無理に歩こうとしているのと、同じことだったのです。足を骨折してしまったら、いくら精神論や根性論を使ったところで、歩けないのと同じです。
身体の要因で、心がおかしくなってしまうことを、全く僕は知りませんでしたが、身体の状態に問題があるために、生きているのがつらくなる、それは弱さではなく、当たり前のことだったのです。
例えばセロトニンが体内で生成できるとあらゆる症状が変化していく
なぜ、このフェリチンが問題になるのかというと、体内でセロトニンを生成するときに、この貯蔵鉄が必要だからです。セロトニンの分泌が乱れることは、ご存知のとおり、ウツ病の原因のひとつ言われており、あらゆる精神疾患が、このセロトニンの不足によって起こるといわれているホルモンです。
朝日を浴びたり、リズム運動をしたり、ポジティブに物事を考えたりすることで分泌されることが分かっていますが、いくら分泌しようとしても、肝心のセロトニンを生成できない場合、何をやっても苦しみは軽減しません。
普通の人なら、それらの工夫でセロトニンが出て、ストレスに立ち向かい、元気でいられるのに、フェリチンという体内の栄養素が足りないだけで、どんなに心や身体に工夫をしても、セロトニンは不足したままになります。
うつやパニックを治癒に導き、感情を安定させるために必須のセロトニンの生成には、必要な栄養素をはじめ、身体のアプローチが大切だということ、それが不足するだけで、セロトニンは生成されなくなり、やがて心を病んでしまうということを、どれほどの人が今の日本で理解しているでしょうか。
ほとんどの人が「心の問題、病気は、心が原因」と信じてます。身体の機能が原因で起こる、心の問題があることを、知ってください。
あなたが、あるいは大切な人が、心の問題で苦しんでいるとき、それは「心」に問題があるのではなく、「身体」に問題があるかもしれないのです。
栄養ボディ療法で基準にしている数値は、分子栄養整合療法と同じです。この基準値は通常の検査数値よりももっと細かく見ていきます。
例えば、橋本翔太は、通常の病院で検査すると、全て問題のない健康優良児でした。だからこそ、肉体に問題があることに気づけませんでした。不調の真っ最中も、まったく問題が出ないのですから。(フェリチン数値も、栄養療法を扱わないドクターの中には、10ng/ml以下でも問題ないとしている検査会社や病院が多くあります)
栄養療法の基準は、最先端の基準値ということができます。興味がある方、ひどい不調で苦しんでいる方は、栄養療法を扱う病院で検査を受けるのも一つの方法です。(ただし、健康保険外の診察、検査になるので自費になります。この辺りはコーダサプリメントの項目で説明します)
「病は気から」の逆がある。肉体の栄養欠損により、メンタルが病んでしまう衝撃の事実。
そうはいっても、全ては意識の問題、心の問題で解決できると信じてきた人には、まだしっくりこないかもしれません。スピリチュアルなどの学びが深い方ほど、その傾向にあるように思います。
例えば幼いころのトラウマが、今の食事を変えるだけで消えてしまうとは、信じてもらえないかもしれません。うつやパニックの問題も、心の問題のように思えてるかもしれません。
私たちはこの地球という場所、3次元の世界に肉体を持って生まれてきました。つまり、3次元で生きる以上、肉体は必須の乗り物なのです。
心や魂を重視したい気持ちもわかりますが、いくら運転手がピカピカでも、肉体という乗り物、車がボロボロだったら、人生という道をうまく走ることはできません。
心そのものである脳機能を、脳の栄養欠損による問題を、心のアプローチ、心理学やスピリチュアルでは改善することはできません。
この乗り物(肉体)の機能低下によって、精神面も機能低下し、うつや不安がつよくなったり、過去のつらい出来事を思い出しやすくなったり、ひきずるようになること、これらのことが、想像以上に起きてしまうことを知ってほしいのです。
なお、この3次元で生きていくということ、を認識することは、夢を叶えていく、願望を実現することにも非常に重要な忘れてはいけない示唆を与えてくれます。