◆うつ、無気力、不安・・・心ではなく、脳やホルモンバランスの問題だと考えて
今回の訪米の目的は、
◆米国におけるメンタル系疾患への栄養学のとりくみの勉強
◆実際に現地の人々やスーパーでの食品、サプリメイント市場の視察
◆うつ病など、メンタルイルネスを、人々がどう捉えているかということをインタビューし考察する
などが含まれています。そこで改めて見えてきたのは、
この国で うつ をどう捉えているか、
やる気がでない、苦しい、悲しい、などの心のつらい状態をどう捉えているか、というと、
よりいっそう、脳機能やホルモンバランスの問題として捉えているということです。
性格や心の弱さが真っ先に話題になりそうな日本とは全く違います。
全てがそうとはいえませんが、
日本のように、精神論で全てをかたづける、
うつは根性がないからだ、
やる気がないのは、なまけているからだ、
うつは仮病だ
気の持ちようだ
病は気から
といった、精神論先行で、しかもそれを多くの人が信じているという状態は、
この国(アメリカ)の立ち位置からみると、かなりかたよってみえます。
僕は思うに、日本人の多くが、やる気がでないとか、無気力とか、悲しい気持ちが続くとか、
そういう 精神疾患とはよべない、不定愁訴においてまで、
脳機能が低下している
ホルモンバランスが狂っている
といった、もっと、科学的な、とくに身体的な原因をもっと考えるようになったら、
多くの人がもっと楽になるのではと考えています。
実際、あなたの心が弱いのでもなく、過去に問題があるのでもなく、
あなたの脳の栄養がたりないんですよ、あなたのホルモンバランスが悪いだけで、
あなたの性格に問題があるのではないのですよ、
と気づくことで、それだけで救われた、と、僕とかかわってくれたクライエントさんはいいます。
そして僕自身もそうでした。
心が弱いとか、メンタルが弱いとか、精神力がないからだとか、
気合い、努力、根性が足りないだとか、
それは、だいぶ遅れた考えなんですよ。
ストレスが続けばうつになります。それは心の弱さではなく、
ストレスにより、脳機能やホルモンバランスの低下が問題のひとつになるからです。
目に見えない世界の話をすると、オカルトだ、と批判されがちな日本ですが、
なんでも 努力・気合い・根性 がベースになっているその精神論こそ、オカルトではないでしょうか。
たとえば、
体内の貯蔵鉄が 80ng/mlになったら、
誰でも不安定になり、うつやパニックの要素がではじめます。
なぜなら、セロトニン生成ための材料が不足するから。
ビタミンB群も、たんぱく質(アミノ酸)もそうです。
冬期にうつ気味になる、アレルギーを持っている方は、ビタミンD3不足を疑ってください。
ビタミンD3の体内濃度がしっかり保たれているだけで、冬期うつがよくなることも多いのです。
アメリカの悪いところは、逆になんでも、
かんでも、ロジカル&メディカルなアプローチで行き過ぎるところですが、
少なくとも、日本の 精神疾患や、日頃の無気力、うつ、などの対策は、
メンタルからのアプローチはそこそこに、まずは身体、栄養素のアプローチが大前提になることを、
再認識するべきだと思います。
未だに、精神疾患を疑われる現場で、甲状腺ホルモンのテストをしない上に、
フェリチンなどの数値をチェックしないで、すぐに うつ と診断するのはとても乱暴だと僕は思います。
うつ のような症状がでているだけで、実際は違う病気や、栄養不足、脳機能低下の可能性が、多いにあることをもっと多くの方に知って欲しいのです。
かくいう僕も、努力・気合い・根性・武士道よろしく、
無気力な自分にむち打って走ってきましたが、
脳機能とホルモンバランスの問題で、ついにはひどい心の病になってしまった一人です。
食事とサプリメントで、かなりのメンタル問題は解決できると、
僕は体感しています。もちろん、メンタル問題には、メンタルのアプローチも大切ですが、
それはあくまで、円の半分。もう半分は、食事とサプリメント、そして運動の出番です。
僕がサプリメントを開発し、栄養ボディ療法を広げているのも、
そんな実体験からなのです。
始めてみたい方は、まず最初に、テキストとサプリメントのセットをオススメします。
https://coda.shota-h.com/nutrition/nutrition-01/