心がつらいとき、
ましてそれが、ちょっとした落ち込みの程度ではなく、
低血糖症や、
うつ病、
パニック症候群、
その他の精神症状を、伴っている場合、
つまり、脳内の神経伝達物資の乱れによって、心の状態がつらく、くるしく、おかしくなっている場合、
精神論や、カウンセリングで、それを解決するのは、どうしても限界があります。
それを身をもって体感したので、
僕は栄養療法、サプリメントの指導をはじめたわけです。
脳が機能してくれないと、いくら心のアプローチをしても、効果はでません。
心理的なアプローチが効果を発揮するのは、ある程度、脳の状態が回復してからです。
実際、うつ病などの臨床現場でも、認知行動療法を行うのは、軽度のうつか、回復期にあたる
人が対象になります。
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本当につらいときほど、だれかにわかってほしくて、相談したり、話したり、
自分の苦しみをわかってほしいと思うものです。
でも、
悲しいかな、
この苦しみは、想像を絶する苦しみは、ある意味、生き地獄、という状態は、わかってもらえません。
人は、体験したことしか、結局理解できないのです。
まして、心の苦しみは、骨折でギブスをはめているような、外からみえるものではありません。
見た目は普通なので、その不自由さを想像しづらく、何でそんなに苦しいのか、理解してもらえないんです。
相談しても、叱咤激励されてしまう、そんなことくらいで、落ち込んでどうするの、と言われてしまう、
わたしもがんばっているのよ、みんな辛いけど頑張って生きているのよ、と諭されてしまう。
ちがう、そうじゃない、本当に、この苦しみは、もう、どうにもできないんだ、
自分を自分でコントロールできないんだよ。。。
そんな声は、相手には届きません。だって、経験してないし、わからないんです。
家族や、パートナー、身近な人ほど、理解してほしい、わかってほしい、この苦しみを、わかってほしい。
でも、身近な人ほど、やっぱりわかってもらえないんです。わからないんです。
これは仕方ない。
本当に、残酷な現実ですが、仕方ない。
僕がどんなに切実に、出産の痛みを説明されても、陣痛の想像がつかないのと、ある意味一緒です。
ある程度、似たような状況を体験した人のみ、その苦しみを理解できると思います。
けれども、全く同じ苦しみを経験しているわけではないので、やはり近いところで、わかるだけで、
本当の意味でわかってもらうことはできない。
悲しいけど、
わかってもらえない。 ということを、 僕は わかりました。
だから、僕は、体験者として、少しでも、相手の痛みを『わかる』存在として活動していきたいですし、
解決のために、効果のあるものをどんどん紹介していくつもりです。
だって、今苦しいのは、あなたのせいじゃないんだから、あなたが悪いわけではないのだから。
脳が、ちょっとバランスを崩しているだけなのだから。
それでも、心の隅においておかなければならないのは、
心の痛みは、本当の意味で、誰にも『わかってもらえない』ということを、『わかって』おくこと。
それをわかっているだけで、傷つくことは少なくなります。
そして、わかってもらえなくても、必ず回復できます。
大丈夫だから。良くなる日がくる、楽になれる日がくる。
それを忘れないで。
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