空腹で調子がいい気がするのは、ただのハイであり、身体は悲鳴をあげています。副腎疲労(アドレナル ファティーグ)

 

空腹だと集中できる、仕事がはかどる、これは身体を壊す前に自分もしてたので、よくわかります。空腹だと、集中できるし、作品なんか作ってると空腹のほうが調子がいい。ここに罠があります。これは、空腹による血糖値低下を食い止めるため、アドレナリンやコルチゾールが放出される「ハイ」状態だから。身体は悲鳴をあげています。

低血糖状態は命の危険なので、空腹が続くと、身体は必死で、アドレナリンや、ストレス対抗のときに本来は使うコルチゾールなどを使って血糖値を維持します。これらのホルモンの効果で、集中できたり、仕事がはかどったり、身体が軽くなった気がするのですが、これは、ただのハイ状態なので、この後が怖いのです

コルチゾールが無駄使いされると、ストレスに弱くなります、ちょっとしたとこで落ち込み、立ち直りが遅くなります。アドレナリンは不安感を強めるため、イライラや、未来の不安に襲われやすくなります。これが、良かれと思ってやっている、長時間の空腹によるものなんです。

長時間空腹をつづけて、休憩にチョコレートなどの甘いものやスムージーなどを飲んだりすると、血糖値コントロール機能はボロボロになります。それが、メンタルの不調にもつながります。大元をたどると、長すぎる空腹による「ハイ」がいいことだ、という勘違いからおこります。僕も勘違いしてました。

個人差はあるものの、年齢を重ねることで、この不具合が表面に出てきます。空腹が身体にいいと思って、いつしか、うつやパニックを患ってしまうことにつながっているとは、どのくらいの人が知っているのか、、、僕も早く知りたかった。心の問題は僕の過去や心理にあるのだと信じていたのでなおさらね。

そして、コルチゾールがどんどん使われてしまうことで、副腎に多大な疲労がかかり、副腎疲労(アドレナル ファティーグ)が起こります。これ、僕がこの何年も苦しんできている、ものの一つです。これについてはまた改めて書きますね。日本ではまだまだ、知られていませんが、アメリカあたりだと、本は結構でてます。

専用のサプリメントもありますが、基本は、

糖質制限の食事
たんぱく質をしっかり摂取する
ビタミンB群、アミノ酸、ヘム鉄、亜鉛のサプリメント摂取
可能であれば、ビタミンEも

という、栄養ボディ両方でもご紹介している基本のやり方がベースになり、
長い目で取り組む必要がでてきます。

僕のようになってしまう前に、早い段階から、

空腹をさけ、
たんぱく質をしっかり摂取して、
糖質をなるべく減らす

ことができれば、副腎疲労まで悪化することはありません。

副腎疲労の問題は、身体がだるい、頭痛や不定愁訴だけではなく、
メンタルの落ちこみです。

ストレスに弱く、
やる気が出ない
悲観的、
不安が強い

これらが、コルチゾール不足、副腎疲労により起きてしまいます。

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